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国産材の家は地球環境を守るイメージ

国産材の家は地球環境を守る国産材の家は地球環境を守る

日本は「木の文化」

日本では、今も昔も木造の住宅が多く建てられています。コンクリート造や鉄骨造の家でも、家の中を見ると床材や建具には木材が使われます。軽くて加工の容易な木材は、お椀やまな板等の日用品や、パルプ、原料としても使われています。
豊臣秀吉や徳川家康が築城や寺社建立の際に、各地の山林から木材を供出するように指示を出し、各地の大名や家臣は植林政策を実施し、木材の利用と森林の保全の両立を目指したといわれています。木材は永続的に供給が可能な資源として保護されてきたことが分かります。
時代は進み、戦後復興期から高度経済成長期に移り変わる昭和30年頃、木材の自給率は約9割でした。
生活が豊かになるにしたがって、木材の需要は拡大し続け、昭和48年(1973年)にピークに達します。20年足らずで2倍以上の供給量を必要としていたのです。高度経済成長期、国内での主なエネルギーは電気・ガス・石油に切り替わろうとしていました。
それまで薪や木炭を得る為に必要だった雑木林も、建築用材として使える経済価値の高い杉や桧や松の人工林に変えて、国土の2/3を森林に、そのうち4割が人工林になるまで造林は行われました。
樹木の成長を待てずに、木材需要はひっ迫し、国内の木材価格が上がり始めました。日用品は石油を原料とするプラスチックや合成ゴムが使われるようになりました。

日本の木材輸入量は世界第3位

国産材の高騰を防ぐ目的で、昭和39年(1964年)に木材の輸入が完全自由化されました。外材の輸入量が増大し、昭和44年(1969年)には外材の供給量が国産材の供給量を上回りました。
国産材の多くは農地には適さない急斜面に植えられ、苗木から伐採までに人手も時間も多く費やしていました。一方、国外では広大な大地にゆったりと植えられ、伐採に大型機械を導入し、安価な労働力と大量に安定供給できる事で輸入材の需要が高まったのです。
さらに当時、固定相場制から変動相場制へと変わる中で、急激な円高が進み、輸送費を考慮しても、国産材を利用するよりも安価な輸入材はとても魅力的でした。その結果、日本は世界でも有数の木材輸入国になっていきました。

荒廃する森林

日本国内では森林経営が立ち行かなくなり、先祖から受け継いできた山林を放置したり、山の仕事を受け継ぐ若者たちが山村を去る事も多くなりました。国産材離れは徐々に進み、平成12年(2000年)には日本の木材自給率は過去最低の18.2%にまで落ち込みました。
放置された森林は、密植により地表に太陽の光が届かず、樹木以外の植物が育ちません。山に降った雨は直接地面を叩きつけ、土壌を流してしまいます。土壌が流されると樹木の根がむき出しになり、倒木の原因にもなります。
荒廃した山は土砂崩れをおこしやすく、流木が川に流れ出します。土砂や流木は河川や海の汚濁を引き起こします。また、野生動物が豊富な餌を求めて農地や住宅地に出没する事も目に付くようになりました。

地球温暖化防止と木づかい運動

地球規模の人口増加に伴い、地球温暖化が進んでいます。地球温暖化防止には温室効果ガスの減少が不可欠な事、温室効果ガスの減少には森林による二酸化炭素(CO2)の吸収が有効であることから、世界各国で森林の保護が必要であると認められるようになりました。気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開かれ、日本は排出するエネルギーを削減する事と、森林によるCO2の吸収で、温室効果ガスの排出量を1990年の水準より6%削減することを約束しました。COPはそれ以降も毎年開催され、さらに高い温室効果ガスの削減目標が掲げられています。
国内では、手入れがされずに荒廃が進む森林を活性化させる為に、「木づかい運動」が始まりました。「里山」の生活や、薪ストーブが注目されたり、日用品もぬくもりのある木製品が見直されるようになりました。燃えにくい加工や被覆の研究が進み、学校の校舎や公共施設の木造化がすすめられています。
木材の輸出国による規制の強化や、国内での取り組みにより、平成26年(2014年)には日本の木材自給率は29.8%と回復傾向にあります。

地球上の森林面積はたったの1割

地球の多くは海で覆われています。地球の面積の約3割が陸地です。その陸地の約3割が森林です。地球全体の面積で考えると、たったの1割です。
国土の2/3が森林という日本は、世界でも有数の森林国です。森林は、資源が少ない日本における大きな資源です。その日本が、これからの地球の為に出来る事は大きいはずです。
古河林業は、エネルギー消費の少ない住宅の建築と、森林経営130余年の実績を生かし、本当に環境負荷の低い住宅の建築が可能です。
地球環境と人々の暮らしを守る為にも、林業と住宅業の二つの事業を持つ我々は、先祖から受け継いだ知恵と資源を未来に受け渡す使命があるのです。

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